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【2024/05/08】
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【2012/06/12】
【そうだ、旅に出る前に、前の旅の旅行記を仕上げよう!】
今書かないと二度と書くことは無かろうし。

もう1年も前の日記です。
前回までのおさらい。
【0】 【1】 【2】 【3】 【4】 【5】

最終日後半。
モスクから帰った後は、ホテルの近くでランチして、カヤックのツアーに出かけた。
マングローブの林に囲まれた、ゆったり広い河。
初めてのカヤックは思った以上に頼りなくてフラフラ。
カメラも荷物も持ったままでひっくり返ったら大変。おそるおそるな感じで河へ漕ぎだす。




河岸には漁師さんの簡素な家がまばらにあるばかりで、河の上はとても静か。
雲が薄くなった一瞬、キナバル山が目の前に見えたり。
こわごわ進んで、ゆったり虫の声を聞いて、マングローブのカニを探してる相方を観察して。
常に不安定+常に置いて行かれそうだから、写真撮ってる余裕はほとんどなかった。




腕が痛くなるまでゆっくりカヤックした後は、いったん岸へ戻って、暗くなるまで待ち時間。
現地ツアーだけどこの日のお客は私たち二人しかいなくて、ほんとにゆったり。のんびり。
河口が近いんだろう、潮が引いて、河岸はずっと遠浅に続いてる。
さっきまで水の中だった干潟には、小さい小さいカニや、ムツゴロウっぽいのがあちこちに動いている。
顔を上げれば、夕焼けが刻一刻と表情を変えながら雲と水面を照らしてて、
下を見ても上を見ても、飽きる暇がない。
結構長い間、カメラのバッテリーが無くなるまでシャッターを切り続けてた。





































ここまで、南国の色と熱と匂いと喧騒に食傷気味だったのかもしれない。
自然とほんの少しの人工物しかないこの時間が、ただの待ち時間なのに、すごく楽しくて印象的だった。


日が暮れたら、このツアーのメイン、蛍のリバークルーズ。
KK超ベテランの友人から強くお勧めされて組み込んだイベント。
今度はエンジンのついた小さなボートで河に出る。
周りに町どころか人家も他のボートも何も無いから真っ暗闇の中で、マングローブ林の無数の蛍が点滅する。
蛍を写真に収めるのは私の腕とコンデジでは無理だから写真は無いよ。
日本の蛍とはかなり違って、もうちょっと小さくて、点滅早くて、それがマングローブの木にたくさんたくさん、すごくたくさん止まって点滅する。あっちでもこっちでも。イルミネーションのように。
他に何も無い静けさのおかげもあって、幻想的で印象深い、マレーシア最後の思い出を過ごせた。

この夜遅くの便で帰国だったので、ホテルに戻ってから空港へ移動。
ポーチの中に入れっぱなしだった小さなリンゴを消費して、出国。

ここで総括したいとこだけど、旅行のリアルな印象は正直薄れかかってるので
(その後の1年弱で印象的なことが多すぎたのもある)、
その辺は帰国直後の日記に任せるとして、
マレーシアのイメージが良い意味でちょっと変わった、刺激的な旅だった。
これにてマレーシア コタキナバル旅行記、本編は完結です。
あとは食事ログを1本書きたいなー。書けるかなー。
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