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【2024/05/19】
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【2013/03/20】
土曜日に、何も予定なかったから朝から相方さんと近所をのーんびりお散歩して、午後は数か月先の旅行の段取りをしていたところに、"容態急変"の電話が父からあって、すぐ行けるように備えてたら"いったん落ち着いたから明日来て"と連絡があって、家に戻りかけてたら"心肺停止"の連絡があって、祖父が亡くなりました。大正生まれの厳しい人でした。
10年近く前から書置きをしてて、それを開いたら、自分が亡くなった直後の段取りから、お葬式の希望から、その後の細々した手続きまで事細かに指示してあって、自分の遺影もきちんとネガに丸つけて、自分の戒名まで自分で決めてあった。万全にして行かはった。遺言って感じでもなくて、指示書。几帳面な人だった。戒名なんて、自分は無宗教だとか書いてるくせに、お寺さんが見ても普通にOKな名前だったらしくて、そのまま採用。
お日柄の関係で普通より一日先の告別式になって、ちょっと時間の余裕もあったので、親と私とでその書置きを読み込んで、希望に沿うように準備した。簡単な希望だけだったけど。
90歳っていう年齢もあるし、こんなに最後まで自分の思った通りにしてもらえて、絶対満足だろうなぁって思えて、満足だろうって思えたのもきちんと書置きしてくれたおかげなんだけど、おかげで自分も満足で、立礼のときとか思わずにこにこしてしまってたから、町内会の人とかには訝しがられたかも。
私に限らず親戚一同、悲しむ雰囲気は無くて、おつかれさまって感じの和やかなお別れだった。穏やかだったんだけど、出棺のとき、お気に入りの服着せてもらって、みんなにたくさん花入れてもらって、たくさん言葉掛けてもらって、孫3人(自分たちw)も元気に揃ってるし、労われてにこやかに送りだしてもらえて、この人ほんとに幸せだなぁって思って、ずっと介護してた母から最後に花束添えてもらったのを見て、急に泣けてきそうになって困った。泣く雰囲気じゃないし我慢したけど。最近、辛いことより人の幸せに対して涙腺弱くなってる気がするなぁ。
今考えても泣けてくる。幸せな人だったと思うよ。満足だろうな。

これまで、最後寝たきりになって意思疎通も難しくなるような歳の取り方ってできれば避けたいと思ってたんだけど、本人と家族の双方にとって、徐々に生を諦めて心穏やかに(本人にとってはこの世と、家族にとってはその人と)別れるために必要な過程なのかもしれないなぁ、と思った。分からないけど。


打合せや準備がいろいろあったとはいえ、3日間も実家にいるといつになく空き時間もあったので、ほったらかしにしてた旅行記の文章まとめたり写真整理したりしてた。祖父も旅行とカメラが好きでした。

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